コオロギ
ヨーロッパイエコオロギ。エサ用コオロギには他にもフタホシコオロギなどがいますが、イエコは フタホシに比べ小柄で、水切れにも比較的強く、扱い易い奴です。共食いも少ないし、鳴き声も控えめ。ただし動きが素早いのが難点。買ってきたのをそのままケージに放り込むよりは、各種エサ(我が家では熱帯魚用フレークフード、鈴虫のエサ、ドッグフードを使用)でよく太らせてから、 ビタミン剤、カルシウム剤などを添加してカエルに与える(ダスティングという)といいです。
また、後ろ足は邪魔なので思い切ってもぎ取ります。 と言っても、ピンセットで太ももに当たる部分を強く挟んでブラブラさせると、ポロリと簡単に足が取れるのでラク。
コオロギの余計な動き(脱走、水入れに飛び込んで溺死)が制御できるし、カエルにとっても食べ易い。 神経質な子にあげる場合は触角も切り取りますが、これもピンセットでつまめば切れます。小さい子供コオロギはアマガエルが、大きくなった大人コオロギは他のカエルが食べてます。
ハニーワーム
ハチノスツヅリガの幼虫を、蜂蜜などを含む栄養豊富なエサで育てたもの。 見た目は白いイモムシ。
栄養タップリなので、こればかり頻繁に与えていると太ります。
小さいものはアマガエル用、大きなものは他のカエル用。プラケなどに入れておくと、壁面を這い登ってフタの隙間から脱走するので、 フタを相当目の細かい網にするか、小さな空気穴を開けたカップなどで保存します。 ちなみに脱走すると部屋のどこかで蛹になり、そのうち蛾になって出てきます。 我が家では大量に逃げたので、間もなく室内を蛾が舞うことでしょう。
この蛾も、アマガエルなど小型のカエルにとって良いエサになります。壁などに留まってて、動きも鈍めで捕まえ易い蛾です。蜜蜂の巣を荒らす害虫なので、近所に養蜂農家がある人は逃がさないようにしましょう。散々逃がした私が言うのもナンですが。
ホソワラジムシ
ワラジムシにも何種類かいますが、通販で小型種のエサとして安定した供給があるホソワラジがおすすめ。
体が柔らかく、餌付きが良い。 以前、普通のワラジムシを使ってみたけど、大きくて堅いせいか、あまりカエルは喜びませんでした。湿り気のある落ち葉や土を入れたプラケに入れてキープ。餌はコオロギと似たようなものでOK。温度と乾燥にさえ気をつければ長持ちするし、勝手にわんさか繁殖します。
1cmあるか無いかの小さな虫なので、小型種や口の小さい子用。
マダラシミ
たまに古い本を開くとチョロチョロしてる害虫、紙魚(しみ)の一種。
通販で入手可能。栄養のほどは不明ですが、体は柔らかいし、とりあえずアマガエルは喜んで食べてます。
繁殖には30度以上の高温が必要で、ピタ適を半分くらい貼り付けたプラケに入れておくと勝手に増えます。 餌は熱帯魚フードやパン屑でOK。主食には向かないけどおやつとしては申し分ない。これも1cmほどの虫なので、アマガエルやヤモリ専用。
デュビア
熱帯産のゴキブリ。
少なくとも幼虫の間は、日本の台所で見かける奴らほど「ゴキブリ然」とした姿はしていません。 嫌な匂いもなく、おとなしい。ツルツルした面は登れないのでプラケで簡単に飼える、とイイコトづくめの虫。
くぼみに頭を突っ込む癖がある様子で、再生紙の卵ケースにおしくら饅頭状態でみんなして納まっている姿は微笑ましい。
やや堅いですが、栄養価は高いのでオススメ。我が家では大型カエルの主食。
ピンクマウス(冷凍)
ハツカネズミの赤ちゃんを冷凍したもの。
大型ペットショップや通販でまとめ買いして、冷凍保存しておくと便利。
大きさによってファジー、ホッパー、アダルトなど種類があり、爬虫類・大型両生類のエサとして欠かせない存在。栄養バランスと腹持ちはダントツですが、何といってもネズミなので抵抗のある人も多い様子。
使用前は必ずぬるま湯に1時間以上漬けて、完全に解凍します。まだ中が冷たいと、カエルが消化不要を起こして死亡する場合も。
一応、生きた奴を入手するか、マウスをペアで飼って赤ちゃんを取る、という手もありますが、…勇気のある方、どうぞ。 フクちゃんにとっては、コオロギと並ぶ主食。
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