ベルツノガエル

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和名ベルツノガエル
英名Ornate Horned Frog
学名ceratophrys ornata
体長8〜12cm
分布アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル
環境地上棲

ベルツノガエルについて

 南米のパンパ地帯(温暖、やや乾燥)にお住まいになっている。
バラエティに富んだ派手な色彩、愛嬌のある顔、まんじゅうに口と手足をつけたような姿で、 おそらくペットとしてはカエル界トップシェアを誇る。アルビノ、ペパーミントなど多くの品種がある。

 一箇所に身を潜め、目の前を獲物が通りかかるのをひたすら待つ…という、限りなく受身な捕食スタイルに特化したため、 とにかく動くものが近くを通れば襲い掛かる。
仲間だろうが人間だろうがお構いなしなので、必ず単独飼育で、うっかり指を噛まれないよう注意する。 ちなみに噛まれるとかなり痛い上、どんどん指を飲み込もうとする。水に漬けると離すことが多い。
野生下では昆虫、節足動物、カエル、小型の哺乳類など何でも好き嫌いなく食べている。
危険が迫ると大きく口を開け、奇声を発して威嚇する。

 繁殖は雨季から乾季へ移行する頃に行われる。 おたまじゃくしは肉食で、小魚を襲ったり共食いしながら成長する。
変態直後は頻繁にメダカや小さめの昆虫を与え、成長するに従って給餌間隔を空ける。 アダルトサイズになってからは、月に1〜2度、マウスを与えるだけでも大丈夫。 むしろ食べすぎによる肥満や急死に注意する。


我が家のベルツノガエル「大福」

 2004年夏、地元のホームセンターのペットコーナーで購入した繁殖個体。アルビノ。
購入時(体長4cm弱)はわき腹のみライムグリーンだったが、 現在は完全にオレンジ・黄・白で、すっかりアルビノらしくなっている。 便宜上、ベルツノガエルと表記したが、実際はたぶんファンタジーツノガエル (クランウェルなど、複数のツノガエル類を掛け合わせたハイブリッド)。
全然鳴かないのでたぶんメス。通称フクちゃん。 雨季を再現するのが難しそうなので婿を取る予定は無い。

 水分補給で水場に降りる以外は、いつも床材のミズゴケに潜ってぼんやりしている。
が、ピンセットでエサを目の前に持っていくと俊敏さを発揮。何でも食べる。 主なエサはコオロギ、ピンクマウスなど。

 ケージはガラス水槽で、熱帯魚用濾過剤の活性炭袋を幾つか置いて水を張り、その上からミズゴケを厚く敷いている。 水槽の片隅だけは炭袋とコケを敷かず、浅い水場にしてある。


追記・2005/9/20

 水槽を覗き込んだ時などに、外の動きに反応して口を開け、ミズゴケを誤飲してしまう事態が 頻発したため、ヤシガラ土飼育に切り替え。

 プラケ(中)にヤシガラ土(パームピート、ヤシピートなどと呼ばれるヤシガラを砕いて乾燥&圧縮 したものを水に戻し、土状にして使う)を敷き、隅に水入れを置いただけのシンプルレイアウト。
 日々のメンテは水替え、霧吹きなど。時々、床材を丸ごと交換。


ベルツノガエル写真館


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